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ツアーに関連する事中心にアップしていきたいと思います。
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RODEO CIRCUS #2 レポート
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今回のお客様は神戸でバイクショップ(自転車だけではないようですが、、)を営まれている沖さんとそのお客さん(=ライド仲間)達の3名様です。




もうご存知の方も少ないのかもしれませんが沖さんは日本のMTB黎明期からファクトリーライダーとして走り続けてきた数少ないレジェンドの一人なのです。当時高校生だった僕はレース会場でキャノンデールのチームウェアに身を包み勝負師の鋭い目つきとプロオーラむんむんでスタートに並ばれていた沖さんを今でもはっきりと覚えています。当時の僕からすると憧れの立場で走っておられた沖さんには話しかける事すらできなかったのですがそのぽつこりとしたいかつすぎるふくらはぎが僕の十代の記憶の中に強烈に刻み込まれているのです。
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長距離レースを得意とされていた沖さんは早い時期から海外にも目を向け積極的に遠征をされており時には海外MTBイベントの日本人窓口となりツアーリーダーとして何十人という参加者を引き連れて数々の海外遠征の経験をお持ちなつまり僕にはとても頭が上がらない大先輩なのであります。
 ですのでご対面早々『口調が固いね〜。』といわれても仕方がない程緊張していたわけです。
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 しかし、そんな僕の事を察してくだすったのか冗談ばかり口にされる沖さんのオーラルマジックのおかげで知らぬ間に肩の力が抜けて皆さんとともにツアーを楽しんでいる自分がいました。
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えっツアー#1に比べて写真が少ないって? え〜それはですね、、今回はガールズじゃなかったから、、では決してなく毎日乗り倒して僕に『もう勘弁して下さい。。』と言わせる事を目標に乗り込まれたツワモノ3名様だっただけに僕もいっぱいいっぱいで撮る余裕がなかったからなんで
す。。
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そんな訳でツアーの様子はその沖さんのブログを見て頂いた方が分かりやすいと思います。(沖さん、すみません。。)

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 僕は代わりに考えさせられた一つの事について続けます。
今回テクニカルなロックフェイスが続くライド中に沖さんから一つの質問を受けました。『これってこっちではクロカンの定義に入るの?』
 こちらで長年走っているとそんな事考えた事なかったので僕ははっとさせられました。
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日本で沖さん達がされているトレイルライドは日本のクロカン(いわゆるJシリーズのようなXC軽量レーススペックバイクでのライド)というジャンルには属さないらしく、かといってばりばりの下り系でもないしまわりに説明がしづらいと。
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それを聞きこんな事を思いました。カナダは走る環境つまりトレイルの進化に伴ってそこを走る為にバイクが進化してきたけど日本では既存する高価なバイクがあってそのバイクのポテンシャル内で走り続けてきた人が多いのではないかと。鶏が先か卵が先かみたいですがトレイルが先かバイクが先かの違いではないでしょうか?
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バイクが先だとそのバイクがXCならクロカンライド、DHならそのライドはDHと分かりやすい訳ですが、カナダのようにトレイルが先だとトレイルは今も常に進化しているのでジャンルの区分がしづらい訳です。
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欲しいものはお金さえ払えば何でも手に入る日本ではモノオタクが多いだけにハード面ではどこにもひけを取りませんが、逆にカナダは
恵まれた自然環境、そして仕事は定時前に帰るくせに遊びとなるととことん労力を惜しまない遊び心溢れるライダー達の発想力、行動力がダントツにソフト面で日本より何年も先を行っている理由なのかもしれません。
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今でこそ中間的な『オールマウンテン』という区切りがバイクカタログにもでてきましたがトレイルが進化しない市場では中途半端なバイクで終わってしまうのかもしれません。
こちらのようにバイク専用トレイルが存在せず、私有林の多い日本だけに簡単に前に進める問題ではないですが。。
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結局はジャンルにしばられず自分のライディングスタイルを見いだし、楽しみ、貫き通したもん勝ちなのかもしれません。
『勉強しにきた』とおっしゃっていた沖さん達とのライドで普段気づかないいろんな事を考えさせられ逆に僕自身がとても勉強させられた時間でした。
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あとは間もなく送って頂けるかも知れない先輩としての沖さんの愛のムチ(ダメだしフィードバック)を落ち込む事なく感謝して受け止め、今後のよりよりロデオ作りに活かしていきたいと思っています。
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沖さん、ワタシさん、そして和田さん、濃密な時間を本当にありがとうございました。
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最終日の夜はルーニーレースで締め。この日は350人のロコライダーが集まった。
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アフタールーニーパーティーで皆さんは何を思われていたのでしょうか?
どこに住んでいようがこれからも僕たちのMTB人生は続きます。
by rodeocircus | 2009-06-25 13:58
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